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聖なるゼップ

08 03, 2014 | Tag,レッド・ツェッペリン,ハードロック
今年も8月に入りましたね。
8月と云えば夏真っ盛り。
太陽がギラギラと照り付ける季節!

…なはずなのですが、
私の住む熊本地方は台風12号の影響もあり、このところ梅雨のようなお天気…。
この後も台風11号が来るの来ないのと天気屋が云っているので、
今週いっぱいはどうも愚図ついたお天気になりそうですね。

そんな鬱陶しいお天気を晴らすべく、
今月はガツン!とハードロックを聴いてみようかと思います。
そして…私にとってハードロックと云えば、
それはもう英国のレッド・ツェッペリン(以下ゼップと表記)しかございません。
というか、ハードロックという枠に限らず、
私がこの世で最も好きなロック・バンドが、このゼップなのですね。

自己メンテ・音楽

私がゼップの音楽に初めて触れたのは1976年、14歳の時。
ゼップの歴史的には、丁度7枚目のアルバム『プレゼンス』が発売された頃ですね。
その少し前に同じく英国のバンド、クィーンによって、
初めてロックの洗礼を受けていた私は、
その後しばらくして、友人に借りた『プレゼンス』というアルバムによって、
本格的にゼップの音楽に触れます。

でも正直なところ、最初は…良く分からなかったのですね、彼らの音楽が。
クィーンのようにある種ポップミュージックに通じるような、
分かりやすいメロディーがある訳ではなかったので…。
何と云いますか、ある程度ロックを聴きなれた上級者でないと、
その良さが理解できないような、そんな音の構造をしていました。

しかしそんなロックにうぶな私でも『プレゼンス』の1曲目、
「アキレス最後の戦い」という曲のもの凄さは分かりました。
この怒涛のように押し寄せる音の塊。
特にジミー・ペイジの叩きつけるような強烈なギターのリフと、
雷鳴のようなジョン・ボーナムのドラムは圧巻でした。
いや勿論、歌詞が終わっても歌い続ける(笑)ロバート・プラントも、
ジョン・ポール・ジョーンズのブイブイ唸るベースも凄かったです。

その後もこの「アキレス…」という楽曲に引きずられるようにして、
何度も何度もこの『プレゼンス』というアルバムを聴き続けた私は、
ある日突然、ゼップの音楽の聴き方を体得するのです。

それは…リズム主体に聴く、ということ。

何故それまでの私がいまいちゼップの音楽を理解できなかったのか。
それはメロディー主体に聴いていたからなのです。
それまでは普通に歌謡曲やクラシックやポピュラー音楽、
あるいは洋楽というものも、カーペンターズやサイモン&ガーファンクルあたりしか
聴いたことがなかった私ですから、無理もないと云えばそうなのです。
そしてクィーンも…充分にメロディー主体に聴けた訳ですよ。

でもゼップはそうはいかなかった。
リズム主体に聴くという聴き方、この感覚を私が体得したのは
『プレゼンス』の中でも特に私にとって一番の難曲だった、
「フォー・ユア・ライフ」を聴いていた時。
それまでこの曲の魅力がどうにも理解できなかった私が、
ある日突然、この曲を聴いていて気持ち良くなった…。
あの瞬間の初めての感覚は、今でもハッキリと憶えています。

それはつまり、耳で聴く、というよりも、
体で感じる、という感覚。
メロディーが心で感じるもの、だとしたら、
リズムやビートは、体で感じるもの。
ゼップによって、私は初めて“ビートに身を任せる”という、
そういう新しい音楽の聴き方を知った訳です。

これを体得してしまうともう、ゼップからは逃れられない(笑)。
その後の私は『プレゼンス』中毒に…。(^^ゞ
私の心も徐々にクィーンからゼップへと移っていったのでした。

…とまぁ、ここまで『プレゼンス』のことを書いてまいりましたが、
実は今回私がご紹介したいアルバムは、1973年に発表された、
『聖なる館(Houses of the Holy)』。


Houses of the Holy

ゼップのアルバムの中で、私が最も好きなアルバムです。
『プレゼンス』も勿論大好きですが、
ゼップの幅広く、かつ深遠な音楽世界を体感できるのは『聖なる館』ですね。
それに全体の音の色が明るく開放的な感じなのも良いです。
夏に聴くのにもピッタリだと思います。

音を聴く前にまず注目したいのが、このアルバムジャケット。

自己メンテ・音楽

この神秘的で美しいジャケットをデザインしたのは、
1970年代に活躍した英国のデザイン・グループのヒプノシス。
ピンク・フロイドの数々のアルバムジャケットをデザインしていることでも有名ですね。

このデザインのアイデアの元となったのは、
アーサー・C・クラークの『幼年期の終り』という小説の結末のシーン。
宇宙へ旅立つために地球の子供たちが集まってくるという、
そのシーンのイメージを再現すべくデザインされたものらしいです。

そしてこのヴィジュアルの元となった写真は、
北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェイという所で撮影されたそうです。
何人もの子供たちが岩の階段を登っていますが、
実際に撮影に参加した子供は、サマンサとステファンという姉弟の2人。
この2人に色んなポーズをさせて撮影し、後で合成したのだそうです。

ところでこの姉の方のサマンサという女の子。
当時のロンドンで売れっ子のモデルで、日本でも写真家の沢渡朔氏が彼女を起用して、
1973年に『少女アリス』という写真集を出しています。
『聖なる館』が発表された時期と同じですね。

自己メンテ・音楽

…そう、実はこの写真集、私持っているんですね~。
タイトルの通り、あの『不思議の国のアリス』を題材にした写真集で、
とても英国的な雰囲気に満ち満ちた、素敵な写真がいっぱいなのですよ。

自己メンテ・音楽

この子があの『聖なる館』のジャケットで、岩を登っている女の子だったなんて、
勿論当時は知る由もありませんでしたが…。

ちなみにこのサマンサちゃん、
何と『プレゼンス』の裏ジャケットにも再登場しております。

自己メンテ・音楽

ゼップのアルバムジャケットに同じ女の子が2度も登場するなんて、
それはそれで珍しいことですよね(笑)。

そしてこちらは『聖なる館』の内側のジャケットデザイン。

自己メンテ・音楽

これも何か不思議な光景…。
苔むした岩山の上で男が何かに捧げるかのように
子供の体を高く持ち上げている…。

ゼップのアルバムジャケットには、
このように謎めいたデザインのものも多く、
これらもまたゼップの音楽により神秘性を付加しています。
このジャケットも神秘主義、あるいは魔術的な見地からも解釈できそうですが、
まぁここは余り深読みする必要はないと思いますね(笑)。

さて、このアルバムのオープニングを飾るのは「永遠の詩」。
ペイジの煌めくようなギター・サウンドが鮮烈な印象を与える1曲です。
何やら全身の細胞がざわざわと目覚め、グングン活性化していくような、
そんなパワーを感じる曲です。
この曲は1973年のライブの名演でどうぞ。
オープニングのギターのリフを叩きだすペイジが…死ぬほどカッコイイです(笑)。



そして2曲目は「レイン・ソング」。
「永遠の詩」の“動”のイメージに対して、こちらは“静”のイメージ。
そのコントラストがまた鮮やかです。
この曲を聴いて目に浮かぶのは、英国の美しい丘陵地帯の風景。
そこに降り注ぐ優しい雨。
とにかく叙情的で美しい曲です。
…私がこのアルバムで一番好きな曲でもあります。



3曲目は「丘のむこうに」。
ペイジの爪弾くギターとプラントのつぶやくようなヴォーカルで静かに始まった後、
一転してハードなサウンドに変化!
最後はジョーンズのオルガンで静かに幕を引きます。
4曲目の「クランジ」はファンキーな1曲。
ボーナムの刻む変拍子とプラントのラップ風なヴォーカルが
何とも面白く楽しい。

さてこのアルバム発売当時は当然CDではなくレコードでしたから、
この4曲目でいわゆるA面が終わります。
そして裏のB面の最初を飾るのは「ダンシング・デイズ」。

   夏の宵が長くなるにつれ
   ダンシング・デイズがまた巡ってきた

ウインブルドンテニスの試合中継などを見ていても分かりますが、
英国の夏の日の暮れは遅い。
夜の8時9時になっても、まだ陽が残っている。
いつまでも明るいと、まだ家路に着くのが勿体なくて、
ついついいつまでも遊んじゃう。
そんな夏の魔法にかかったような薄暮の時間を感じさせます。
一風変わったゼップのサマーソング、良いですねぇ。



6曲目は「ディジャ・メイク・ハー」。
何とこの曲でボーナムはレゲエのリズムを刻んでいます。
しかもとてつもなく重い(笑)。
4曲目の「クランジ」といい、
この時期のゼップはブラックミュージックのリズムに興味があったのでしょうね。
プラントのちょっと気怠いヴォーカルがセクシーな曲でもあります。

明るく楽しい雰囲気の楽曲が並ぶ中で、
次の7曲目の「ノー・クォーター」だけが異色。
ジョーンズのピアノをフィーチャーしたこの曲は、妖しい月が輝く夜のイメージ。
この曲があるからこそ、他の曲の明るさが更に際立ちます。
まさに光と影のコントラスト。
この曲の存在によって、このアルバムはグッと奥深いものになっているのです。



そして最後を飾るのは「オーシャン」。
この明るく力強いナンバーで『聖なる館』は幕を閉じます。
…しかしこういう曲を聴くと、
改めてゼップの音の土台はボーナムのドラムなんだなぁ、と再認識いたしますね…。

この『聖なる館』は、たった8曲、トータル41分弱の中に、
ゼップのあらゆるエッセンスがぎゅ~っと詰まった、
コンパクトで純度と密度の高い、素晴らしいアルバムです。
41年前のアルバムとは思えないほど、今聴いても新鮮ですね。
音が活きています。

という訳で、今夏は久々にゼップをガンガン聴いて、
元気に夏を乗り切ることといたします!(*^^)v





※左からインポート盤、国内盤、国内紙ジャケ盤です。



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