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ヴァイオリンの女王

06 03, 2014 | Tag,前橋汀子,クラシック,ヴァイオリン
先日、前橋汀子さんのコンサートを聴く機会がありました。

自己メンテ・音楽

コカ・コーラウエストが主催するクラシックコンサートで、
応募による抽選で当選した人のみが招待されるというもの。
ヴァイオリン教師でクラシック好きの姉がこれに応募して、
幸運にも招待券を手に入れたのです。

…姉は当初2人の子供達と行くつもりだったようですが、
2人とも日々の学業に忙しくお疲れということで、
暇人の(?)私にラッキーにも御鉢が回ってきたという訳です。

前橋汀子さんといえば、日本を代表するヴァイオリニストのひとり。
もう大御所も大御所、日本クラシック界の女王と云っても良いようなお方。
昨年、演奏活動50周年を迎えられたとのこと。
…え?…今年お幾つになられるのかしら?

…昨年か一昨年かに放送された、
NHKのさだまさしの深夜番組「今夜も生でさだまさし」のスペシャル、
「真夏の夜の音楽会」に前橋さんが突然遊びに来られて、
さすがのさださんも恐縮&感激されていたのが微笑ましかったですね。
歳を重ねられても相変わらずのお美しさで、
1曲さらりと披露されてお帰りになりました。

まぁそのような素晴らしいヴァイオリニストの演奏を
何とこの度タダで聴いてまいりました…。
有難いことでございます。

今回は松本和将さんというピアニストを伴奏に迎えてのコンサート。
第1部はエルガーの「愛の挨拶」に始まって、
モーツアルト、ベートーヴェン、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを
演奏してくれました。

特にベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」という曲、
私はこの時初めて聴いたのですが、これは収穫でした。
何て面白い曲なのかしら!
やっぱりベートーヴェンって…凄いのねぇ。(^^ゞ

このソナタ、全楽章は45分程もあるため、
今回は第1楽章のみの演奏でしたが、
それでもこの曲の魅力は十分に堪能できました。
ピアノの比重も結構高い曲ですが、
前橋さんと松本さんの息もピッタリで、
とても熱のこもった素晴らしい演奏でした。

全て招待客ということでマナーがちょっと心配でしたが、
杞憂でしたね。
皆さん1曲目から前橋さんの演奏に惹き込まれたようで、
もうダレている暇なんかない(笑)。
息を呑んで夢中で聴き入っている感じがわかりました。

第2部の演目は誰もがどこかで聴いたことがあるような、
有名なクラシックの名曲がズラリ。
特にクライスラーの「愛の喜び」「愛の悲しみ」、
マスネの「タイスの瞑想曲」、
サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」、
サラサーテの「チゴイネルワイゼン」などは、
ヴァイオリニストならそのキャリアの中でもう、
死ぬほど弾くであろう楽曲群ですね(笑)。

ましてや演奏活動50年を超える前橋さん。
第2部はもう流石の手練れの演奏です。
何というかもう…自由自在です(笑)。
しかも年齢を感じさせないエネルギッシュな演奏…。
その情熱とパワーは衰えを知りません。

前橋さんは曲の間にトークどころか、一息入れる間も殆どなく、
どんどん次の曲を弾いていかれます。
そこからは「私は全て演奏で語るのよ」という徹底した強い意思が感じられ、
それがとても清々しく感銘を受けました。
全12曲、全て暗譜での演奏でした。

最後の2曲、「序奏とロンド・カプリチオーソ」と「チゴイネルワイゼン」は
結構体力を使う曲。
前橋さんんは仁王立ちで床を踏み締めての熱演。
「ロンド・カプリチオーソ」の美しさには、思わず涙が流れてきました。
…歳のせいですか、最近美しいものを聴いたり観たりすると、
な~んかすぐ涙腺が緩んでしまうのですね~(笑)。
『アナと雪の女王』でも泣いちゃいましたし。(^^ゞ

満場の拍手鳴りやまぬ中、アンコールにも応えてくださいました。
…アンコールの曲紹介で、この日初めて前橋さんのお声が聞けましたよ(笑)。
アンコールの演目は、まずはドボルザーク(←拍手でタイトル聞き取れず…^^ゞ)、
映画音楽の「ライムライト」「ゴッド・ファーザー」「オーバー・ザ・レインボウ」、
そして最後はブラームスの「ハンガリー舞曲」。

いやいやもう素晴らしかったです。
平日だったので、会場に着いたのは開演時間ギリギリ。
なので座席はステージから遠い3階の席でしたが、
もうそんなことは関係なく、存分に堪能いたしました。
会場が熊本県立劇場だったので、音響設備も素晴らしいですしね。
こんな素敵なコンサートに誘ってくれた姉にも感謝です。

私はヴァイオリニストに関しては女性が好きなのですね。
何かあのヴァイオリンの独特の音色に…女性的なるものを感じるのです。
時にヒステリックですし…(笑)。
それに演奏している姿も…女性の方が映えますしね。
オフショルダーの美しいドレスを身に纏って、
すっくと立つそのステージプレゼンス。
弦の上を移動する細い指と、弓を動かす白い腕の美しさ…。

ちなみにこの日の前橋さんの衣装は、
第1部はバニラホワイトのフリルの入った甘いデコラティブなドレス。
第2部は燃えるような朱赤のワンショルダーのこれまたゴージャスなドレス。
この赤いドレスで登場された時は、会場から思わず溜息が漏れていましたよ。

話ついでに申し上げれば、
ピアニストに関しては私は男性が好きなのです。
あの大きな楽器をダイナミック且つ繊細に操るのは、
男性の方がふさわしく思えますね。
女の細腕には…ピアノは何だか荷が重く感じてしまうのです。
それに視覚的にもタキシードを着た男性が華麗にピアノを奏でる姿は、
実に格好良いものですね。

なので今回のコンサートのように、
女性ヴァイオリニストに男性ピアニストという組み合わせは、
私にとってはとても好ましいものでした。

さてコンサートの感動の余韻が冷めやらぬうちに、
私が改めて前橋さんのCDを聴き直したのは云うまでもありません。

自己メンテ・音楽

幸いなことに私が持っていたこのCDには、
今回コンサートで聴いた曲が3曲も入っておりましたよ♪

まだ前橋さんの演奏を聴いたことがない、という方のために、
今回ユーチューブで動画を探してみましたが…
残念ながらコンサートの映像は見つかりませんでした。

なので動画ではありませんが、こちらで前橋さんの美しい音色は聴けます。
バッハの無伴奏パルティータです。良かったらどうぞ。
   


気に入られた方はぜひこちらもどうぞ。
バッハの有名な「シャコンヌ」です。
   
前橋汀子 J.Sバッハ BWV1004「シャコンヌ」

尚、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ「クロイツェル」に興味を持った方は、
ドイツの女性ヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターの
名演を記録した動画がありましたので、ぜひこちらをどうぞ。
   
ムターの演奏によるベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第9番 op.47 「クロイツェル」

ところでちょっと話は逸れますが、ユーチューブを覘いて思ったのは、
クラシックの方々はこのユーチューブなどのネットの動画サイトを
もっと活用すべきではないか?ということ。

せっかく今は色々と便利なツールがあるのですから、
こうしたものをもっと活用して、どんどん情報を発信して、
新たなファンを開拓すべきではないでしょうか。
例えば葉加瀬太郎さんや宮本笑里さんのような、
ちょっとポップス寄りの演奏家の方々はPVなども作っているようですが、
そうではない純粋なクラシックの演奏家の方々は、
PVなどは作っていないのではないでしょうか。
クラシックの楽曲にも4~5分で終わるような名曲は幾らでもあるので、
PV作ればいいのに思うのですが…何か問題でもあるのでしょうか?

そういうPV映像でも幾つかあれば、
クラシックファンがこうしたブログやSNSなどでも
紹介しやすくなるのですが…。

PV作る予算がなければ、コンサートの映像の一部を
ユーチューブにアップするとか。

ちなみにアマゾンで検索して調べてみると、
コンサートの映像をDVDで出している演奏家も極めて少ない。
…需要が余り見込めないから出さないのだ、と云われればそれまでですが、
それにしてもこの状況は残念ですね。

とにかくこのままではクラシック音楽のマーケットの縮小を
指をくわえて見ているしかありません。
地道な演奏活動はもちろん一番大事ですが、
それ以外にももっと色んな戦略を考える時期に来ているのではないでしょうか。

ところで…
今回この記事を書くにあたり、ウィキの前橋さんのページも覘いたところ…
そのウィキのデータが正しければ何と…前橋さんは今年71歳になられるとのこと…。
…そうか、演奏活動50周年だから…そうなるわよね~。
しかし…あのエネルギッシュな演奏。そしてあの美しさ。
ウソでしょ~。(◎_◎;)

私なんてたかだか半世紀生きてきた位で、
ふう……なんて云ってちゃあ、いけませんね。(^^ゞ







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2 CommentsPosted in 音楽
-2 Comments
By ゆみ06 29, 2014 - URL [ edit ]

はじめまして。前橋さんの奏でる音は本物ですよね♪なので感動するのでしょう。YouTube等々ですか…。わたくしが思うところ、 多分、有名と一流は違うのではないかと…。貴女が心配しなくても本物は受け継がれて行きますよ(笑)ごきげんよう。さようなら。

By 文伽06 29, 2014 - URL [ edit ]

はじめまして。
コメントありがとうございます!(^^)

私の拙いクラシック音楽の記事に反応を寄せて頂き、
とても嬉しいです。

> YouTube等々ですか…。わたくしが思うところ、 多分、有名と一流は違うのではないかと…。貴女が心配しなくても本物は受け継がれて行きますよ(笑)

確かに私ごときが心配したところで、何も出来ませんが(笑)。
ただ、前橋さんの演奏が見れる動画がひとつでもあったら、
どんなにいいと思ったことか。
私のブログの読者の方々は、普段あまりクラシックを聴かれない方が多いと思うので、
そういう方達の何人かでもYouTubeの再生ボタンを押して、
前橋さんの演奏に触れてもらえたら…と、単純にそう思いました。

自分が良いと思ったものを人に伝えたい。ジャンルやカテゴリーを問わずに。
それがこのブログのコンセプトですから。

記事でも書きましたが、今はブログやTwitterなどに
自分の好きなアーティストなどの動画を貼り付ける人も多い訳です。
それはやはり皆それぞれ、自分が素晴らしいと思ったものを人に伝えたいから。
つまりファンが勝手に宣伝してくれる訳ですよ。
だからこそYouTubeに良い動画があると助かるのですが、、
なのにそういう動画が乏しい演奏家は…
今の時代に対応出来ていないというか、ちょっと閉鎖的に思う訳です。

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